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エナガの巣材

先日、2001年の3月に拾った古いエナガの巣をばらしました。

ご存じと思いますが、エナガの巣は、植物の繊維などをクモの巣などでからめて外壁をつくり、
そのまわりをコケなどを貼り、中は羽をぎっしりと詰めこんでできています。

巣に使われたコケ類などは、粉のようになってしまっていますが、中の羽は健在。
でてくるでてくる、羽羽羽。
雄雌2羽の小さな鳥が、こんなにたくさん運んできたんですね。
どれだけ時間がかかったでしょう。
よく集めたなあ。感心します。


羽は、鳥の種類別に分けました。
ビニール袋にはいっているから量がわかりにくいですが、かなりの量です。
ハト類(キジバト、ドバト) コジュケイが多かったです。
ため池がある里山なので、カモ類が多いかとおもってましたが、
池からちょっと離れていた林道にあったものなので、少なかったのでしょうか。
大量に使われた、ハト、コジュケイの羽は、タカの食痕でしょうね。
少しでしたが、獣の毛(ウサギ?や猫?)フクロウの体羽、クイナ、メジロ、シジュウカラ、トラツグミなども入っていました。


春の嵐の翌日に林道の脇でみつけました。
拾った当時は、ドーム状の巣前面に緑のきれいなコケがついていて、光って見えました。
この巣をひろったときから、エナガへの興味が深くなったような気がします。
そのうち時間できたら、袋につめた羽の数を数えようと思います。
千枚いくかな??楽しみです。

その写真です。
おまけにエナガの死体スケッチも添えました。
この子は、この巣とは関係ありませんが、
実物大で描いてあるので、鳥の大きさの参考に見てください。
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Comments

こんにちは。
エナガの巣は以前見たことがあります。コケで
びっしり補強されていて「器用だなぁ」って感
心したものです。
巣材(鳥の羽)の分類とはさすがですね。ハト
の羽が多いのはやっぱり猛禽類の仕業でしょう
ね。こちらの森でもオオタカの餌食になってい
りるのはドバトがいちばん多いようです。

Posted by: | Aug 22, 2012 at 12:41 PM

翼さん
再びのご訪問ありがとうございます。
埼玉のエナガもハトの羽が多いのですか。
日本全国そのような傾向なのかもしれませんね。
都会にあるエナガの巣は、結構カモも多いのではと私は推測しています。だいだい緑地の公園は、池がありますから、カモが来ていますしね。また、カモの体羽は大きいので、いろいろと効率よいのじゃないかしらと思ってます。
というのは、素人考えなんですが、
ちゃんと研究されたエナガの巣の論文があります。
ご興味あったらみてくださいね。
野外鳥類学論文集strix
エナガ巣に利用された羽毛巣材の量と鳥種および営巣時期と羽毛量の関係
http://www.wbsj.org/nature/public/strix/22/sub01.html

手元にもう一つエナガの巣があるのですが、それはやはり巣の落ちてた場所が推測できるような羽や巣材が入っています。(まだバラしていませんが、ちょっと抜き取ってみました)
エナガの巣材から、環境がみえてきます。
すごく面白いですよね。


Posted by: やままゆ | Aug 23, 2012 at 07:43 AM

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